2020年のオリンピック・パラリンピックが東京に決定しました。何か関連することで....と考えていましたが、まず「速さ」について考えてみることにしました。
現在100mの世界記録はウサイン・ボルト選手の9秒58です。これを速さにしてみると、100(m)÷9.58(秒)≒10.44m/秒となります。あまりピンとこないと思うので、時速に計算し直してみましょう。1秒間に進む距離を1時間に直すので、1時間=60×60秒つまり3600倍します。すると、10.44×3600=37584m≒37.6km/時です。ふつうに道路を走る自動車なみですね。私たちでは自転車でもボルト選手には勝てなさそうです。さらにいえば、これは「平均の速さ」ですから、スタートしてからだんだん加速することを考えると、ゴールする瞬間はもっと速いことになります。
では、マラソンはどうでしょうか?
世界記録はパトリック・マカウ選手の2時間3分38秒です。42.195kmをこの時間で走るので、同じように計算すると、およそ5.69m/秒、時速にすると、およそ20.5km/時です。ちょうど自転車の速さくらいでしょうか。この速さで42km以上、2時間以上走り続けるわけです。
100mにしてもマラソンにしても驚異的な記録ですね。さまざまな便利な道具がたくさんある中、人間が自分の肉体の力だけでこれほどの記録をうち立てることができることには感動します。東京オリンピックではどんな新記録が誕生するか、楽しみですね。
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