新しい年を迎えました。本年もよろしくお願いします。
さて新年第1回目は、愛知県でも警報が発令されていることを受け、「インフルエンザ」についてお届けします。いよいよ受験シーズンまっただ中ですが、受験生の皆さんは体調管理は行き届いているでしょうか。夜遅くまで勉強に取り組むことで生活リズムが乱れていたり、食生活のバランスがくずれることで、体調が良くないようでは、せっかくの努力の成果を充分に発揮することができません。万全の状態で試験に臨み、良い結果が得られることを心から願っています。
しかし、いくら生活リズムや食生活に気をつけても、ウィルスによって感染する病気は防ぎ切れません。中でもインフルエンザは感染力が強く、直接接触しなくても、くしゃみやせきなどからの「飛沫(ひまつ)感染」の可能性があります。手洗いやうがい、マスクの着用など、できる限りの対策をしてください。ただし、一番は人混みなどを避けること。逆に言えば、ウィルスに接触しなければ感染はしません。感染者がいるかもしれない所には、できる限り近づかないことです。
インフルエンザなどの感染症は、体内に入り込んだウィルスをやっつけようとすることで発熱などの症状が出ます。では、のどに入ったウィルスを、水分と一緒に飲み込んだら!?
これはセーフでしょうか。アウトでしょうか。
正解は、セーフです。水分と一緒に飲み込んだウィルスは、当然胃の中に運ばれますが、胃の中は強い酸性です。胃液は酸性の水溶液に知られる「塩酸」でできています。ウィルスは、酸性の水溶液中では生きられません。したがって、これはセーフなのです。
うがい同様、こまめな水分補給はのどをうるおすことにもつながり、より感染を防ぐことにも期待できます。だた、鼻から侵入するウィルスの撃退は難しいです。鼻から水は飲めないですし、鼻うがいもちょっと無理かも知れません。結局人混みを避け、うがいや手洗い、マスクの着用を心がけるのが一番ですね。
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